統合医療110番

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コラム市民講座8(8月28日)〜織田聡先生編

「統合医療の理念」 ~批判的寛容という精神~
 統合医療とは、患者さんの愁訴や疾患に対して、適切な治療法や予防法を考えるとき、標準的治療である西洋医学の枠を超えて、様々な補完代替医療を含めた選択肢を提示し、患者さんの価値観やあらゆる背景を勘案しながら生き方をコーディネートする医療です。それぞれの選択肢はエビデンス(科学的根拠)の有無も含めた利害得失の適正な評価を伴って提示されるべきであり、経過観察による継続した西洋医学的待機がなければなりません。
 補完代替医療を利用する現在の環境は、適正な評価を得ることが非常に困難です。TVや雑誌、書籍等で入手出来る情報は、必ずしも適正とは限りません。エビデンスが正しい情報とも限りません。エビデンスは「正しい」情報ではなく、「不確かな」情報に「不確かさの程度」の情報を加えた、「利用出来る」情報に過ぎません。全ての情報に接するとき、まずは排他することなく「寛容」であることが必要ですが、合わせて「批判的」に評価する必要があります。
 これらの批判的評価と患者さんの価値観や様々な背景を勘案して、最も適する方法をコーディネートするのが統合医療の本質です。
織田 聡
一般社団法人日本統合医療支援センター代表理事
Member of AzCIM Alumni Association and J-PIMAA
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-16-5クレール平河町801
TEL: 03(5212)1710 FAX: 03(6261)2778

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