統合医療110番

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市民講座

コラム市民講座21(3月28日)〜檜垣祐子先生編

 長年、アトピー性皮膚炎の診療に取り組んで参りましたが、心身医学的なアプローチ、つまり心のケアの大切さを強く感じます。診療では行動科学の手法を取り入れ、患者さんが自立して、治癒に向かっていかれるようサポートしています。患者さんが主役、皮膚科医は伴走(または伴奏) するのが役目だと思っています。アトピー性皮膚炎の心のケアのコンセプトは、そのまま女性の皮膚トラブルやそのほかの皮膚疾患にも応用できます。スキンケアでは、小手先のハウツーではなく、ご自分の肌の機能、自活力を生かした、シンプルなケアをお勧めしています。皮膚のトラブルが、健康とは何か、いのちとは何か、を考えなおすきっかけになることも少なくありません。多様ないのちをそのまま生かす、曼荼羅の世界観は、皮膚とこころ、そしていのちのケアにそのまま通じているような気がします。     若松町こころとひふのクリニック院長 檜垣祐子

 クリニックHP(http://mesc-japan.com/) 診察は要予約

コラム市民講座20(9月18日)〜竹村牧男先生編

仏教の生死輪廻観――阿頼耶識を中心に (要旨)

 仏教では、地獄ないし天上の六趣(六道)を経めぐるという、生死輪廻があると説く。その仕組みは、生有・本有・中有・死有の四有の説や十二縁起説によって説明された。その背景には、善因楽果・悪因苦果の行為(業)の法則があるとされた。一方、仏教は常住で不変で主宰者であるような我の存在は否定した。では、無我なのにしかも生死輪廻するのは、どのようにしてなのであろうか。この問題は、唯識学派が提示した意識下の阿頼耶識の説によって解決される。刹那刹那生滅しつつ相続される阿頼耶識に、行為の情報が貯蔵されることによって、過去が消えても未来にその影響力を及ぼしていく仕組みが解明されたのである。

東洋大学学長 竹村牧男

コラム市民講座19(6月18日)〜古賀義久先生編

 病因の内因(心のストレス)、外因(環境のストレス)、不内外因(自己の不摂生)により氣血の流れが乱れ臓腑の変調が経絡を通して経穴に反映されます。
 治療法は鍼灸、漢方薬、導引・気功・指圧・按摩等があり経絡、経穴を刺激し氣血の流れを整え自然治癒力を回復させます。その応用として自分で出来る食事法、運動法、呼吸法、ツボ刺激法と思考法を調整し東洋医学の知恵を日々の養生に活用し健康を勝ち取りましょう。

東京有明医療大学大学院教授 古賀義久

コラム市民講座18(5月8日)〜串田剛先生編

 現在予備軍も含めると認知症800万人時代。2025年には3人に1人が認知症かMCI (Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)になるとも言われています。西洋医学の治療薬も優れていますが、進行は遅くできるが、治らないというイメージが世間では強く、治療よりケアに重点がおかれています。しかし認知症は糖尿病生活習慣病とも深く関係し、慢性炎症や酸化ストレスとも関連しているとも言われていますのでその予防法や治療法を駆使すると明らかな症状の改善例も現れております。軽快させることが可能な疾患としての認知症を知っていただき、あきらめない治療戦略と患者様のケアの考えを統合医療的観点から提示しました。

医療法人桂仁会 光クリニック理事長/院長 串田剛

webサイト;http://www.hikariclinic.net 

コラム市民講座17(3月28日)〜曽我文宣先生編

放射線を正しく理解すること 〜日常に活用されている放射線の色々〜

 放射線を正しく理解することを目的として「放射線および加速器の利用」と題して講演をしました。実は私達は、日常多量の自然放射線にとりまかれています。それはほとんど無害で必要以上に恐れることはありません。一方、放射線、特に粒子加速器による応用は非常に発展していて、医療用のものが日本では圧倒的に多いのですが、その基礎的原理から始まって、学問研究、産業応用の多方面において、その現状を解説しました。 

    続編として7月8日に第2弾の講演を予定しております。

コラム市民講座16(10月18日)〜松薗りえこ先生編

薬に頼らずうつが治る統合医療講座

薬に頼らずうつを治す当院(東京港区 アグライアサンクチュアリクリニック)の治療内容について統合医療の面からお伝えした。医療気功とカウンセリング(マインドフルネス、あるがままメソッド)が主軸の治療であり、具体的な症例を示して理解を促した。精神科・心療内科領域では、ストレスによる身体と心の緊張状態をほぐすことが大切であり、医療気功・カウンセリングは効果的であると結論した。

アグライアサンクチュアリクリニック 院長 松薗りえこ
電話 03-3402-3442
ウェブサイト http://www.aglaiasaly.com/

コラム市民講座15(9月28日)〜新井恵子先生編

腰痛学会では、8割の腰痛は原因不明と言われています。筋膜は画像診断で見えないため、筋膜の痛みは適切に診断治療されていません。筋膜の痛みは、痛む場所、動作分析から、感作された筋膜を同定し、ケアすることで、コントロールできます。筋膜についての最近の治験もとりいれて講演しました。

当クリニックでもできる範囲で相談に対応させて頂いております。お気軽にご来院ご相談下さい。

〒368-0044 埼玉県秩父市本町1-18 ℡ 0494-25-2711
 あらいクリニック 副院長 新井恵子
 

コラム市民講座14(7月28日)〜中村健二先生編

皆さんご存じのストレスは身体の反応ですが、身体が直接ストレス刺激を受けての反応より、多くは「心を介して」何かの刺激をストレスと感じ、身体が反応しているものです。

 ところで「毒」とは何でしょうか?ここでは毒キノコを考えてみましょう。毒キノコは山の中にひっそりと生えています。それだけでは何も悪さをしていません。誰かが取ってきて食べると「毒」だと言われ嫌われるわけです。要するに「食べるヒト」がいてはじめて「毒」と言われる存在になる、と言えます。これは「ヒトとキノコの関係」が「毒」という刺激、ストレスを創り出しているわけです。

 では冒頭の「心を介して」の話に戻ります。この毒の話と重ね合わせてみれば、心がヒトです。この心のありようが刺激=ストレスを「毒」と受け止めるか、味覚を楽しむキノコとなるのかを決めるわけです。

 ホロスコープでは、巷では誕生日から自分の星座が決めていますが、この星座で語られる性格には、まさに自分の「心」を知る重要なヒントが含まれています。「相性が良い悪い」という言い方が示すように、同じA氏でも、受け入れるヒトの「心」のありようで良くも悪くもなる。普段、出会うヒトと相性が良いのか悪いのかは相当な時間付き合ってみないと分かりません。しかしホロスコープは、この相性の法則、相性の分析に大変参考になるヒントがあり、誕生日を知らなくてもお互いの星座の情報を交換するだけで、凡その見当を持つことが出来ます。相性の中でも「心」の中で重要な機能である「判断する」こと、そしてその基盤となる「価値」をどこにおいているか?ポイントは12星座を3つのグループと4つのグループに分けるところにあります。3つのグループとは、活動、不動、柔軟という活動にかかる性質、4つのグループとは、火地風水といわれる情熱、現実、知識、情緒という気持ちの基盤です。例えば牡羊座(火)と魚座(水)。火は常に創造的に活動し、水は個人よりも集団の和を重視します。火は水をうっとおしいと思い、水は火をわがままだと思います。自分の星座と相手の星座とをみることは、活動の仕方(判断)と気持ちの基盤(価値)の組合せをみることになります。この相性問題は、単に相手のせいではなく自分の立場を映す鏡になっています。原因がみえたところで冷静に相性問題を考える知恵が出てくるものです。 

一般社団法人 がん治療設計の窓口 医療相談部長(医学博士) 中村健二

コラム市民講座13(3月28日)〜川畑のぶこ先生編

断捨離とは身の回りのモノ・ヒト・コトと自分自身との関係性を問い直し、心の執着を手放すプロセスです。全ての苦しみの根源は執着であり、人間が最も執着するが思考であるとは仏陀の教えです。断捨離は今の自分自身にとって、不要・不適切・不快なものを手放し、真に必要・適切・快適なもののみに絞り込むことによって執着からの解放を図ります。モノと向かい合うことは無自覚な思考パターンの自覚にもつながり、健全な思考の獲得に役立ち、QOLの向上を可能にします

川畑のぶこ

NPO法人サイモントン療法協会(http://simontonjapan.com)

コラム市民講座12(1月8日)〜細田俊樹先生編

【タイトル】ストレスとうつ病

【要旨】うつ病の自殺者数、原因、運動療法の効果などを〇×形式で参加者のみなさんに問いかけし、続いてうつ病の再発率、抗うつ剤の効果を説明。昨今、問題となっている、うつ病の診断方法についても触れ、なぜそうなるのか?我が国の出来高払い制度のデメリットに言及。うつ病は原因を探ることが大変重要であること、薬物治療だけでなく、運動療法、種々の認知行動療法をあわせて取り入れることが治癒と再発予防に不可欠であることを伝えた。またストレスとは何か?その正体とうつ病を発症するメカニズムを説明し、ストレスとの向き合い方としてマインドフルネス瞑想法の考え方と自分でできるワークを説明しました。

細田俊樹(toshikihosoda@gmail.com

  愛生オアシスクリニック
  東京女子医科大学大学 非常勤講師
  亀田ファミリークリニック館山 指導医